トイレに対する意識を改める

トイレに対する意識を改める

トイレに対する意識を改める

以上のことより、腸の健康、ひいては身体の健康や若さを保つためには、「食事の質と量の面での改善」、そして「過度のストレスが掛からない生活」⇒「明朗な精神状態でいられること」などが肝要であることがわかります。また、「お通じ」が毎日1回以上は必ずあるように心掛けたいものです。「規則正しい食生活」ということはよく言われますが、「快適な便通のある生活」というのもまた、心掛けるべきものなのです。

日本では、とくに低学年の学生が学校のトイレを使うことを避けるきらいがあります。学校でウンチをしたことが原因で苛められることもあるというのです。また、大人の女性にしても、便意があるにもかかわらず、オフィスのトイレは使いにくいといった意見があります。これは、ニオイが漏れることを心配してのことらしいです。

しかし、子供のころから、こうして便意を断ち切って、我慢してしまうことが習慣になっていると、長い年月の間には、腸内環境をかなり悪化させてしまうことになるのです。誰かが言っていました。「日本では、小・中学校は、大腸ガンの予備校である」と。そして、実際にも、大腸ガンは現在、日本人のガンのトップにもなっているのです(とくに、女性に、です)。

そこで、必要になってくるのが、腸内環境を悪化させる生活習慣の改善であると同時に、トイレに対する私たち日本人の意識の改善ではないかと思うしだいなのです。このまま、日本人の腸内環境の悪化がこれからも進んでいくと、大腸ガンはもっともっと、増えていってしまうことでしょう。だからこそ、習慣と意識の改善が必要なのです。

腸内環境が改善されたかどうかは、排便時のニオイでもある程度は知ることができます。お腹の中が汚れたままだと、当然、出るものも悪臭であるしかないのですが、腸内の美化が進んでくると、そのうちにはニオイがしなくなるのです。さらに、乳酸菌が優勢でいる腸にもなると、それこそ、くさいニオイから、かぐわしい香りのものへと、変わってくるのです。これは冗談で言っているのではありません。

ポイントは、腐っているものは、ただ臭いだけなのですが、発酵しているものはホンワカと良い香りも漂わせている、ということ。「腐敗」と「発酵」はともに、細菌の作用なのですが、要は、その細菌の種類が違う、また、それが起こる基質(原料)が違うのです。それで、ヒトのお腹の中で「腐敗」を起こす腸内細菌を「悪玉菌」、そして「発酵」を起こす菌を「善玉菌」と呼び分けている、というしだいなのです。

また、「腐敗」は、肉などのタンパク質を食べ過ぎて、胃や小腸で消化・吸収されずに残ったものを、腸内細菌が分解する過程で起こるもの。そして、「発酵」は、野菜やでんぷんなどの糖質を腸内細菌が利用する過程で起こるもの、ということなのです。

ならば、肉や脂肪を摂り過ぎず、野菜やでんぷんを多く摂るようにすればよい、ということがわかります。腸内をドロドロの「腐敗した容器」にしておくか、それとも酒造りなどで用いるような「発酵槽」にしておくかは、私たちの食べるもの、そして食べ方でも決まってくるのです。たとえ、お酒が飲めない人であっても、プーンとした腐敗臭よりかは、ホワーンとした芳香臭のほうがよいでしょう。

トイレの後は、芳香剤などまかなくても、常にそうした「かぐわしい香り」を保ちたいものです。これなら、オフィスのトイレに入るのをはばかることもなくなるでしょう。以前のことですが、誰かが私の使った後のトイレに入って、出てくると、こう言ったのです。「やっぱり、芳香剤がまかれているトイレって、気持ちいいよね」と。

そう、そのとき、芳香剤などまいていなかったのですが・・・(笑)。これも、腸内の乳酸菌が生産する乳酸の作用、つまり発酵による芳香効果なのでしょう。

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